気 ヒーリング in ハワイ 2009年秋 終了
先週の金、土、日曜日(11月6、7、8日)、新倉勝美さんによる、「気」のワークショップが開催されました。
新倉さんは、1943年(昭和18年)、神奈川県綾瀬市の生まれ。12歳から武道の道に入り、1967年(昭和42年)、神奈川県代表として国際空手選手権大会に出場し、国際空手チャンピオンに。現在、ミシガン州で「綾空会」という合気道の道場を主催されています。
1976年(昭和51年)、7歳の娘さんが脳腫瘍になり、初めて気によるヒーリングを自らの手で行い、病状は奇跡的に回復。武道家として世界の頂点を極めた後、1992年、彼は戦うことをやめ、これまでに体得した独自の気功法を、ヒーリングのためだけに使うことを心に決めます。
1997年には、サンフランシスコで開催された第2回世界気功大会にて、本場中国の気功師たちをしりめに、気マスターオブイヤーを受賞。世界一の気功師として、世界中から訪れる、ガンや難病を持つ患者さんたちのヒーリングにあたられています。
綾空会
www.ryokukai.com
3日間、計8時間のワークショップに参加させていただきました。3日も連続してワイキキに行くなんて、ハワイに引っ越して以来、初めてのこと。普段、オアフ島の裏側に住む者としては、たまにワイキキに来ると、「ハワイに来たな〜!」って感じがして、とても新鮮です。
会場は、ニューオータニカイマナビーチホテル(The New Otani Kaimana Beach Hotel)の2階。場所はオアフ島のゴールドコースト、カピオラニ公園の海側。水族館のすぐ近く、いつかは住みたいコンドミニアムのひとつ、「サンスーシ」の隣にあります。
すべては呼吸。呼吸がすべて
何年か前に、五禽戯(ごきんぎ)という養生気功(内気功)を覚えたことがありましたが、今回は外気功です。内気功は、気のエネルギーを自分に取り込むことで、自らの免疫力を高め、より健康になるのが主な目的です。
これに対し、外気功は、自分の気のエネルギーを自分以外の人に流す(通す)ことで、相手を良くない部分を治す気功です。
新倉先生(ここからは「先生」と呼ばせていただきます)の気功の特徴は、「新倉式呼吸法」という名がついている通り、その呼吸法に特徴がありました。
先生が考案した呼吸法とともに、気のチカラを感じたり、肩、眼、脳、関節、糖尿病、子宮、前立腺など、身体の良くないところを健康な状態に近づけるための様々な方法を練習しました。
眼に見えないものを感じるチカラ
気は眼には見えません(と、とりあえず言っておきます)。
でも、気を感じることはできます。
これって、「見えない」とか「感じない」とか言ってしまうと、その時点で「自分はできません」と、宇宙に向かって宣言してしまっているようなものなので、そうやってしまうと、もうなかなか前に進めません。
眼に見えないものを感じるチカラを鍛えるのが大切で、これは自分で練習するしかありません。先生は、「私の気はウソです」と、みんなを笑わせてくれます。そして、「しかしそれを何年も続けているうちに、ウソが本当になってしまったのです」と、続けます。
娘さんの脳腫瘍を治したいという念が、ウソを本当にしたのだとしたら、その根底にある愛の強さを感じずにはいられません。
スタッフの皆さんが着ていた山吹色のTシャツに、「Ki is Love」と書かれていましたが、もしかしたら、先生のそんな想いが込められているのかもしれないなと思いました。
「明日は来ないでください」
初日と二日目のワークショップでは、「興味本位で来たのかなぁ?」という方もチラホラ。
まぁそれはそれで動機付けとしてはOKなんですけど、自分がどこに何しに来ているのだかすら分かっていないような方や、学ぶ姿勢が全く感じられない受け身だけのクレクレタコラみたいなのもいて、一部のハワイボケした日本人ローカルに、遠回しに喝を入れていました。
「お、このおっさん、怒らせたらシャレになんねぇ、、、」
と、肝に銘じた瞬間でした(笑)。
命がけで築き上げてこられた彼独自の気功法を、わざわざミシガンからハワイまで来て余すところなく伝授してくださっているというのに、話を全然聞いていない人とか、一所懸命トライしない人とかを見かけると、やっぱもったいないなぁと思ってしまいます。
まず教えてくださる先生に失礼だし、そして何より自分が一番損をしているんですよねぇ。それに気がつくためには、どこに気を送ればいいのでしょう?
楽しかったっす!
三日目最終日の最後のワークショップでは、参加者全員で、実際に患者さんに気を送る練習をさせていただきました。「えっ、いいんですか?!」と、正直思いましたが、先生は近くからみんなをフォローするように、気を送りながらず〜っと気配りされていました。
あっという間の3日間でしたが、久しぶりに見知らぬ人たち(参加者のみなさん)と共に過ごす時間が持てて、楽しかったです。
覚えの良くない自分を、優しくフォローしてくださったハワイのスタッフの皆さんにも、心から感謝しています。どうもありがとうございました!
先生の「気」の力で、現在、ガンを克服している、ハワイ在住のグラフィックデザイナーさんにもお会いすることができ、また、一緒にワークショップを受けることができて、とても嬉しかったです。一日も早く良くなって、今度は治す方の立場で、これからもますます活躍されてください!
末期ガンを「気」で治す! 新倉式「気」の治療
kidenaosu.blog47.fc2.com
次回は、来年の3月頃の予定です。
このワークショップに合わせてハワイに来る価値、あると思います。
日程が確定し次第、あらためてお知らせしますね。
問い合わせ先
Naoko Isogai (磯貝 直子)
Phone: (808)428-9259 or (808)723-2720
Fax: (888)518-0056
Email: isogainaokoアットマークhotmail.co.jp
◎: 編集後記
先生は、説明の際、スピリチュアルな話を一切しません。
ハワイで行っているヒーリングやセラピーで、例えば足の裏から気を取り入れるといったような説明がされるとしたら、どんな感じになると思いますか?
「はい、それでは、大地からのエネルギーを、足の裏からたくさん取り入れてください」
「宇宙のエネルギーを頭のてっぺんから取り入れて、身体全体に広がっていくとともに、それを今度は足の裏から大地に送り込みましょう」
「今、あなたは、自分自身が宇宙と地球と繋がっているということを、しっかりと実感してください」
、、、
上記の説明自体は、個人的には本当だと思っています。また、イメージさせるための例えとしては、とてもリアルで好きです。
しかしながら、このような説明でイメージさせると、その字面(じづら)から、そのこと自体に酔ってしまう人が多いんです(それが目的の場合もあります)。
自分自身を癒す内気功や、クライアントがリラックスするためのセルフイメージトレーニングなら、それもまた良いのでしょう。ただ、目指しているものが、自分以外の方のガンや白血病を治すといったところにあるとしたら、やはり自己陶酔している場合ではありません。
「大地からのエネルギーを、足の裏からたくさん取り入れてください」
と、言われるのと、
「足の裏から身体を通して、気を指先から出します」
と、言われて、
「足の裏からのエネルギーは、大地からいただこう」
と、自分でイメージするのでは、もう全然違うんです。
(「オマエが勝手にそう思っているだけだ」という人がいれば、僕はそれを認めます)
休憩時間になると、(「休憩」だというのに)先生に近づいていっては、あれこれ質問させていただきました。質問は事前に前の日などに考えておいて、その中から一番聞きたいことをさらに選んで聞きました。なんだかんだで20〜30分は独り占め(笑)させていただきました(質問の内容ですか? ヒミツです)。
長い間、人を癒すお仕事をされている方は、「繋がる」方が多いです。先生もそうだと思います。そんな彼が、スピリチュアルな話を一切しないことや、生徒たちに精神世界を意識させないことには、きっと理由があるのでしょう。
たとえ感じたとしても、たとえ見えたとしても、決してスピリチュアルな部分に依存せず、あくまでも自分自身で努力し、切磋琢磨していくことが大切なのだと思います。
とても厳しく、けれど優しく、思い遣りと愛情をもって、丁寧に、真剣に、そして惜しみなく教えてくださいました。
「(ミシガンにあるような道場を)ハワイにも創りたい」
と、おっしゃっていました。
計8時間のワークショップ。教えていただいたことがたくさんあって、帰ってきてから思い出しながら要点を書き出しているところですが、どうしても全部は思い出せません。
なんとかしたいなと思っています。
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