オバマ大統領ハワイ入り
本日12月24日、ハワイはクリスマスイブです。ハワイ時間で14:57、オバマ大統領がハワイに到着し、去年同様、カイルア入りしました。
H3フリーウェイからカイルアの滞在先までの道路に交通規制が敷かれました。今回も予告なしの通行止めが行われましたが、すぐに気づいた住民たちが道路脇を囲み、オバマ大統領の到着を待ちました。
去年の同じ時期に、次期大統領としてハワイ入りした時よりも一段と警備が厳重になり、のんびりと時が流れるクリスマスイブの午後のカイルアが、一種独特の緊張感に包まれました。
15:05頃にいきなり始まった通行止め。車両はもちろん、歩行者も道路を横断することができなくなり、自転車に乗ったバイカーは、自転車から降りて停まるように指示されています。
大統領一行が通る道路を、白バイが何台も走り抜けながら、クリアかどうかを確認しています。去年の時にはありませんでしたが、犬を連れて測道に駐車されている自動車をチェックしている車両がいました(爆発物を感知する犬でしょうか)。
待つことたっぷり30分。15:36、護衛のクルマ、救急車などとともに、オバマ大統領が乗っていると思われるクルマが、H3のカイルアランプを降り、モカプーブルーバードを走り抜けていきました。
同じ色、同じ車種(黒のシボレーのサバーバン)で、5台くらいが一列になって走行していたので、どのクルマに彼(ら)が乗車しているかは、外から見ている我々にはまったく分かりませんでした。
Welcome back to Hawaii, Mr. President.
Please relax and enjoy your home town, and have a happy new year.
◎: 編集後記
今年2009年、オバマ大統領にとって最初の1年となりましたが、ブッシュ大統領の政策(というか、戦争や金融危機)の後片付け、イヤ、フォローアップと、健康保険改革法案のために奔走した感じでしたね。
そういえば、ノーベル賞を、それもノーベル平和賞を受賞されたのでしたよね。「核兵器なき世界」の実現を掲げ、対話と交渉を通じた国際紛争の解決を目指しているのでしたよね。本当に、おめでたい賞でしたね。
今月12月に入り、アフガニスタンへ3万人の増兵が決まりました。来年2010年の、戦争のための予算は300億ドルだそうです。兵隊さんを引き上げるのは、再来年の2011年の7月からだとか? まだまだたっぷり戦争は続きます。
健康保険改革法案、上院で通過することが確実となったようですね。人口3億人のうち、健康保険に加入していない人は5400万人。今回通過される上院の健康保険改革法案が施行されれば、今後10年間、3100万人が恩恵を受けられるようになるとのこと。
これに要する費用は、今後10年間で、8710億ドル。公共保険を導入した下院法案を推進しようとすれば、1兆520億ドルの予算が必要。12兆ドルの国家債務を抱えるアメリカ合衆国。もしかして、ホントはどこかに埋蔵金でもあるのでしょうか?!?(笑)
日米関係ですが、アジアの最初の訪問国として日本を訪れ、お忙しいのに23時間も滞在してくれました。天皇陛下にも深々とお辞儀をされていましたね。あれを見た時、訪日に際しオバマさんをコーディネートされた方は、どんな(に日本人の心情を熟知したスゴイ)方なのだろうと、とても興味をもちました。
民主党のオバマ候補と戦って負けた共和党のヒラリーさんは、国務長官としてオバマ大統領の右腕となり、就任早々、今年の2月(16日)には、(確認のために)日本を訪れていました。
にもかかわらず、9月の衆議院総選挙で自民党が大敗。新たに民主党連立政権が誕生し、なんと沖縄海兵隊基地のグアム移転の話は頓挫。たいへんですね。
昨日は日本がクリスマスイブでした。鳩山総理大臣の偽装献金問題に関する記者会見で、眼はうつろでまったく覇気のない、生きる○のような姿を、ロケーションフリーで見ました。
そういえば、
もうお母さまからは
お小遣いはもらわないとか?
いいぢゃん、もらっとけば!
あるんだから。ねぇ?!
僕は構いませんよ。
僕も未だにもらうもん。
ある時にはあげるし。
あるからあげられるんだもん。
気持ちですから。
金額は関係ありません。
ってワケにはいきませんか〜?
麻生さんの時だったら10万円でも叩きそうな雰囲気でしたが、鳩山さんに関しては随分とメディアが寛大だなぁと思っていたので、ここにきて急に手のひらを返したように攻撃し始めた感じに違和感を覚えるのは僕だけでしょうか?
閑話休題、、、
ハワイでクリスマス(&ニューイヤー)を過ごすオバマ大統領。新政権100日目にして、蝋人形のような佇まいで1時間以上に渡る記者会見に姿を見せた鳩山総理大臣。両国のトップにとってのクリスマスイブは、とても対照的なものとなりました。
皆さん、どうぞ良いお年をお迎えください。
(Taka)